2010_12_07授業メモ

2010年12月7日、3年生の情報科な日々が行われました。
3年生の情報科な日々の課題は、Keynoteによるまとめ。
それを通じで、デジタルに触れることです。

PhotoBoothで撮影した画像を取り込んで、「自己紹介」を作っていきます。
自分を他の人により知ってもらうための資料を作成します。

Keynoteの使い方。
インターネットの検索。

この2つを予定していましたが、あまり前ばかりを見ることを放棄します。


電源をいれる。
クラスの画面にする。
ファイルを開く。

この3つの基本動作もままならない。
出来なくてもチャレンジすれば良いのですが、留まってしまうのが今年の3年生の特徴のようです。
最も基本的なことは、自分で頑張れるようにならなければなりません。
常に助けてもらう暮らしの中では、突き放されるという経験がないようです。

できません。

やってください。

でも・・・。


でもじゃなくて、自分でやって。


こういうしかないのです。
出来ない、では自分の力で進んでいく力が身につきません。
出来ない。⇨ 助けてもらう。⇨ また出来ない。 ⇨ 助けてもらう。

悪循環。
その悪循環を断ち切るには、自分が頑張るしかないのです。

助けてしまえば、達成感はいつまで経っても得られません。
達成感がなければ、次に進もうという意識は生まれてきません。


自分には出来ない。

自分でそういうレッテルを貼ってはなりません。
考えながら進めば必ずできるのです。

出来ないは、気持ちが弱くなっているからです。
出来ないは、頑張れば良いのです。
出来ないから助けて欲しいばかりでは、絶対に先に進むことは出来ないのです。

どうすればできるかを考えることなのです。
助けることは簡単です。
しかし、安易に助けてしまったら、自分でやることが身につきません。


情報科な日々が大切にしているのは、自分でできるようになること。
だから、助けるところと、助けないところを見極めています。
何度も同じところで躓いている場合には、助けません。
助けることで、自分で工夫する気持ちを持たなくなるからです。

2010_11_30授業メモ

2010年11月30日、3年生の情報科な日々が行われました。
3年生の情報科な日々の課題は、Keynoteによる自己紹介の作成。

もう自分でできるようになって良いでしょう?

ということで、保存してあるファイルを自分で開きます。
これは、前回の復習。
どうすればファイルを開いたということになるかを、説明しました。


今日は、その復習から。
復習のあとは、できる限り、子どもたちの演習時間を持つことにしました。

説明。
演習。

これを繰り返すと、子どもたちの演習時間は自ずと減ってしまいます。
前回の説明を踏まえて、演習する時間を最大限に確保しました。

説明は簡単に、始まりの5分程度に抑えました。
終了5分前にモニターをロックするまでの30分間を、子どもたちの演習時間としました。

ローマ字入力が得意な子どももいれば、不得意な子どももいます。
得意な子どもはどんどん進めば良いのです。
不得意な子どもは、自分のペースで進めば良いのです。

みんなバラバラで良いのです。

自分自身のペースで進めば良いのです。

2010_11_18授業メモ

2010年11月18日、5年生のグローバルエクスカーションのムービーによるまとめの総仕上げを行いました。
活用させていただいたのは、家庭科の時間。
家庭科の時間を使わせていただいたので、5年生の家庭科と情報科な日々のコラボレーションと言いたいところですが、これは発表会の準備のための時間。
家庭科的な内容がないとは言えませんが、遠慮すべきでしょう。
学校をして必要な時間を、家庭科に融通していただいたということになります。

5年生の情報科な日々では、昨日、ムービーを書き出しました。
今日は、30秒のムービーに発表会で付けるための原稿作り。
昨年の反省を踏まえて、その時間を、なんとか作り出すことができました。

昨日、書き出したムービーを見ながら、ナレーション原稿を作る活動です。

細かな注意は数知れず。
消しゴムを使うのではなく、間違いは二重線で消す。
エンピツの芯を折ってはいけない、という無理な禁止事項。
エンピツは削ってはいけない。
書いて良いのは、配布した神の上だけ。
などなど。

これまで、筆記用具をコンピュータ室に持ってきた時に起こった事件を参考に、子どもたちに留意点を伝えました。

コンピュータ室の原則は、ゴミであろうと、グランドのゴムチップであろうと、持ってきたものは、すべて持ち帰るです。
なかなか徹底できないことが、非常に辛いことではあります。
弛めることなく、こちらが不退転の覚悟で臨むことが大切なのでしょう。
ちょっと気を許すと、コンピュータ室はゴミだらけ、マウスは真っ黒になってしまいます。
汚れるのを防ごうとするのは、掃除をするためは省くためではありません。
子どもたちに、次に使う人のためにできることをしてもらっているだけです。
コンピュータに対して、感謝の気持ちをもって接してもらうためです。

他者感を形成するために、持ってきたものはすべて持ち帰ると徹底しています。

ナレーション原稿は、昨日のムービーを見ながら。
初めてのムービー編集ですから、いろいろな問題があるでしょう。
しかし、限られた時間のなかで、精一杯、やったのだから、どれも立派な作品なのです。
いまの自分が、そこには凝縮されているのです。
まさに、自分の情報科な日々における力がそこには投影されているのです。

30秒のナレーション。
自分だけのムービーを、さらに自分だけのものにするための活動です。
発表会で一発勝負、にならないように事前にナレーションを準備するための時間をとりました。

2010_11_17授業メモ

2010年11月17日、5年生の情報科な日々が行われました。
5年生の情報科な日々の課題は、グローバルエクスカーションのムービーによるまとめ。

5年生のグローバルエクスカーションのまとめムービー。
やっと完成しました!

2時間続き、2回が大きかった。
かなり良いペースで進んでいきました。

iMovieのプロジェクトを捨てないで移動する、をやってみました。
プロジェクトを上書きすると警告が出ます。
当たり前なのですが、それで子どもが落ち着かなくなります。
だから、プロジェクトをゴミ箱に入れてから、復元をしていました。

安全策を取ったつもりでしたが、これがとんでもないことに!

関係ないファイルまで捨ててしまうのです。
ドラッグが不得意な子ども。
マウス操作が不安定な子ども。
なぜか残しておくべきファイルまで捨ててしまうという事件が頻発するようになってしまったのです。

感覚でやってはいけない。

これがなかなか浸透しません。
確認しながら、と言い続けているにも関わらず、気持ちが先走ってしまうようです。
確認する、というと不安な子どもはなぜか、隣の席の子どもに確認します。

これで良いんだよね?

それでざわざわ。
確認するのは、センター場面と自分の画面で行うのです。
間違っていたら、隣の友達まで巻き込んでしまうことがわからないようです。

自分との対話。

それを繰り返して進んでいくのです。
巻き込まれた方はたまりません。

子どもたちはとても優しい。
自分のことよりも、友達のことを優先するようなことも出てきます。
しかし、これは好き違い。

まずは自分のこと。
そして、友達のこと。

これが入れ替わってしまうと、大変な事態を巻き起こすことがあります。
わかったつもりの子どもが、わかっていないと見做された子どもに、「つもり」を教えてしまいます。
「わかったつもり」ですから、わかっていないのです。
わかったつもりと、教えてもらったつもり。
「つもり」が二重ですから、こちらの真意が伝わるわけがありません。

間違った。
わからなくなった。
そうしたら、友だちを巻き込むのではなく、待っていなければならないのです。
わからなくなっても、ドンドン「つもり」で進もうとする子どもも出てきます。
「つもり」が二重、三重の構造ですから、もう何がどうなっているのか、本人自身がわからないはずなのにね。

そんな混乱が頻発。
さあ、どうやったら防げるでしょうか。

とにかく、個人作業と友達との作業を、けじめのレベルでわけてもらうしかありません。
5年生でも、このような傾向にあるのですから、さらに低い学年では、この傾向は顕著に現れます。
それを防ぐのも同じ。
発達段階の問題としか言いようがありません。

個人の作業は今日で終了。
プロジェクトを書き出して、個人の作品が完成です。
それをグループの作品にする作業はこちら。
ムービー連結の作業の時間まではありません。
本当は全部、子どもたちにやらせたいのですが、ムービー作成により多くの時間を割くために、連結作業は、こちらの宿題です。


書き出すときに、ファイル名を、繋げる順番にします。
4人のグループなら、ファイル名は「1」「2」「3」「4」となります。
誰が、どの順番でつながるかは、企画の段階で考えているはず、というのは、大人の身勝手な判断。
子どもたちにとっては、なぜか、こういう点で事前の準備と作業が同時進行にならないのです。

1人で二日分を担当している。
その二日は、五日間の日程の初日と最終日だ。
その場合には、どういう風に番号をつけたら良いでしょうか。

???

1人、30秒で一つの作品。
それを単純につなげてグループのムービーにする。
それを上手につなげるための企画書でもあったのです。
しかい、子どもたちのなかでは、個々人の作品を繋げるという意味がわかっていなかったようです。
わかるように説明したつもり、でした。
この点は、来年度に向けた反省。

子どもたちが意識したのは、「グループでつなげる」だけでした。
個々人のムービーが作品になるという意識は希薄だったようです。
これは迂闊でした。
もっと丹念に説明すべきでした。

作品というのは、ひとつの完成型。
それを分割して間に他の人の作品を挟み込む、などしてはならないことです。
それでは、個人としての作品が消えてしまいます。

個々人の力が集まって、集団の力になる。
個々人が、相互に支え合うだけの作品を作らなけばならない。

そういう企画を立てることを念頭においた指導が不可欠なようです。

とりあえず、子どもたちの作品は完成。
土曜日の発表会までに、説明の言葉を考えなければなりません。
文章ではありません。
説明です。


言葉、書き言葉ではなく、話し言葉として、ナレーションをつけるのと同じです。
書き言葉でまとめても、それを読み上げるだけでは意味がありません。
書き言葉として考えた文章を、話し言葉に変換することができて、発表会の説明が完成するのです。

この作業は、6年生の関西方面フィールドワークに不可欠な作業です。
5年生の発表会の準備としての作業は、多くの点で6年生の関西方面フィールドワークのデジタル取材につながる作業となるのです。

2010_11_16授業メモ

2010年11月16日、3年生の情報科な日々が行われました。

3年生の情報科な日々の課題は、デジタル世界になれること。
そして、今後の展開を考えてKeynoteというソフトになれること。

写真を挿入する方法。
テキストボックスの作り方。
テキストの入力。
フォントの変更、と進んできました。

次はアニメーションの設定かなあ、と悩みましたが、今後を考えて、新規スライドを追加する方法としました。
簡単そうで、難しい。
難しいそうで簡単。
意外と説明は忘れがちな項目です。

アニメーションの設定の説明には時間がかかります。
そのために時間を割くよりも、子どもたちの演習時間を多く確保したいということもあります。
アニメーションの設定は、追加的な使い方。
子どもたちにとっては楽しいないとなるでしょうが、基本を覚える、という路線からはややそれてしまいます。
Keynoteの使い方の基本はスライドを挿入する方法だな、と考えて、こちらを選択しました。

それと同時に、クリックが選択する、選ぶという意味になることも、復讐しました。
クリックするとその場所に、なんらかの変化が現れます。
その変化をきちんとしらないと、大切な部分を削除してしまったりします。

それと、この時期になると、子どもたちのマウス操作が危うくなってきます。
マウスの矢印を動かしたつもりで、ボタンをカチッと押してしまう子どもが急増します。
多少、操作に慣れてくるこの時期は、実に難しい。
マウス操作になれると、なぜか、矢印が思った通りに移動していると思い込んでしまうのです。
なぜでしょうか?

早く先に進みたいという気持ちがそうさせているのでしょう。
矢印がどこにあるかを確実に確認しながら、進んでいくのが正しい使い方。
確実なマウスクリックの方法を復讐しながら、新規スライドをを学んでもらいました。

2010_11_10授業メモ

2010年11月10日、5年生の情報科な日々が行われました。
5年生の情報科な日々の課題は、グローバルエクスカーションのまとめをiMovieでまとめること。

今週と来週は、時間割変更で、2時間続きにしてもらいました。
11月20日の発表会まで、もう残り時間が少なくなっています。
その関係で、2時間続きで効率アップを図ります。


やっぱり、これは最高ですよ。

無駄な時間が省けて良いです。
実に快適です!

1時間を2回と、2時間連続では効率がまるで違う。
システムの起動と終了が1回か、2回かだけでもかなり違います。
2時間続きなら、説明も1回で済みます。
1時間を2回では、説明も2回必要。
時間の節約という意味では、これが一番大きいですね。

1時間は40分。
起動と説明、終わりのシステム終了。
これを除くと、実質の活動時間は30分が限界でしょう。
始まりに5分。終わりに5分。
合わせて10分は消耗してしまうでしょう。

1時間が2回では、この時間が倍になるので20分が消滅しています。
それに対して、2時間続きなら失われるのは1回の10分で済むことになるのです。
節約できるのはたったの10分ですがこれが大きいだよねぇ。

さらに10分の休み時間も有効な時間となります。
2コマ続きということは、その間に10分の休み時間があります。
この休み時間も、活動の時間に組み込めちゃうのです。

もちろん、続けて作業することを強制するのではありません。
続けたい人は続けても良い、という婉曲な表現。
トイレや水飲みは、休み時間ですから自由に行ってかまいません。
もちろん休憩したい人は、教室に戻ったり、コンピュータ室のなかで休憩して良いのです。

ほとんどの子どもは、休み時間にも作業を続けています。
授業開始から、40分。
頭の5分か10分がなくなっていると、終了のチャイムは作業開始から30分程度でなってしまいます。
30分というと、やっと作業が軌道になってきた時間。
子どもたちは、休憩よりも、やっと捗り始めた作業を続けてしまいます。

疲れたら、休憩を取ることは当然のことです。
2コマ目は、多少、規律を弛めて、休憩を促すように努めています。
子どもたちは、その辺は上手です。

適当に友だちの作品を見に行って、作業を休んでいます。
だから、2コマの時間、ずっとモニターを眺めているということはほとんどありません。

自由な活動時間が増えると、箍がゆるみすぎることがあります。
羽目を外しすぎる子どもも出て来ます。
そういう場合には、厳しく注意!
そうしないと、規律は守れません。

iMovieの最大のメリットは、小学生でも容易にムービーが作れること。
プロジェクトはクライアントに自動保存されますから、いわゆる上書き保存の必要もありません。
突然、iMovieがフリーズしても、iMacがフリーズしない限り、編集した部分はクライアント上に残されています。
これまでの経験からいえば、iMac自体がフリーズしたという経験はBluetoothのヘッドフォンを使ってきた時ぐらい。
あまりに不調なので、ワイヤレスからワイヤードに切り替えたら、フリーズはしなくなりました。

iMovieの課題は、環境復元には不向きなこと。
不用なファイルを子どもたちがクライアントに残さないように、コンピュータ室では環境復元を行っています。
電源を切れば、極端に言えばログアウトでも、クライアント上に保存したファイルは消えてしまいます。

iMovieを使う時には、避難と復元の作業が不可欠。
開始する時には、復元。
終了時には、避難。
この作業が、子どもたちは実に苦手。
何度やっても、説明なしではできないのです。

2コマ続きの場合には、避難と復元を1回に収めることができます。
40人一斉の説明ですから、早い子どもも遅い子どもも出て来ます。
説明をしながら、40人が確実に復元と、避難を進めると、結構時間がかかるものです。
この時間を1回にできるのは、実に効果的です。


長い時間続けることで、効率もかなり高くなります。
40分では、作業を思いだしたころに、終了となってしまう子どももいるはずです。
2コマ続きの時には、さらに40分です。
記憶をたどってiMovieの操作をやっと思い出してから、さらに40分の時間があるというのは大きいのです。

子どもたちの様子は、Apple Remote Desktopでモニタリング。
もちろん真面目にやるやらないなんて、稚拙なことを確認しているわけではありません。
真面目にやって当たり前、という前提です。

作業の進度を確認します。
20台ずつ提示すると、かなり詳細に子どもたちの画面を表示することが可能です。
その移り変わりは、一回転。
それで40人分のモニターを表示することができるようになります。

これだと机間巡視よりも、確実に、子どもたちの進度を把握することができます。
Apple Remote Desktopでモニタリングして、進度の遅い子どもには、何が原因かをつかむため、近くに行って確認します。
作業の早い子どもには、さらなる工夫を求めて指示を出しに出向きます。

Apple Remote Desktopのモニタリングで確認した上で、子どもたちにピンポイント的に指導した方が効果が高いと考えています。
その上で、不都合が起こっている子どもには、適切な指示をという展開です。


残りは、来週の2コマ。
2コマ目には、ムービーの書き出しも行わなければなりません。
作業できる時間は実質、1コマ分。

完成間近のムービーは、なかなか面白いものになっていそうです。

2010_11_09授業メモ

2010年11月9日、3年生の情報科な日々が行われました。
3年生は、Keynoteでの自己紹介の作成が課題。
今後の展開を考えて、Keynoteを使いこなすことをも課題にしています。

先週は、入試のためにお休み。
その前は、運動会の振替休日などで、飛び飛びの展開が悲しい3年生の情報科な日々。
慌てても仕方ありません。
一歩一歩、確実に進んでいきたいと思っています。

電源を入れる。

これが第一歩。


クラスの画面にする。

これが第二段階。


保存したファイルを開く。

これが第三のステップ。

ここまでは、全員が確実にこなして欲しいのですが、そこは3年生の情報科な日々。
120名が確実にというわけにはいきません。

その前に、手をきれいに洗ってくる、もありました。
ゴミを持ち込まないように、上履きのそこもきれいにしてくるもありました。
これは情報科な日々の前提とも言えることなので、まさか、は許されません。
確実に守らなければならない決まりです。


今日は、入力したテキストの編集を行いました。
フォントの編集です。
文字の色や大きさ、形を変えて、入力した文字を強調します。
伝えたい情報を、文字形式の違いで表現する活動です。

Keynoteのフォント編集は少し癖があります。
そのためには「フォントパネルを表示」させる必要があります。
フォントパネルを表示してしまえば、あとは簡単。

と考えてしまうのは、こちらの驕り。
これがなかなか上手くいきません。


フォントを編集したい部分を選択する、ということが抜け落ちているのです。
クリックしてテキストボックスを選択する。
ドラッグしてテキストを選択する。

コンピュータに、どこを編集したいかをきちんと伝えないと、編集はできません。

大人にとって、そんなことは当たり前。
しかし、3年生ぐらいだと、これが当たり前ではないのです。

コンピュータにどこの文字を変えたいかを教えましょう。

この点を強調しないと、必ず、こういう子どもが出て来ます。


先生、フォントパネルはあるのに変わりません。


どこの文字を編集したいかを、クリックかドラッグで選択するという認識が存在しません。
情報科な日々が始まったばかりの頃は、どうしてこんな質問が出てくるか分かりませんでした。

大人なら、対象を選択すると言う意識が備わっています。
これが、大人の自分にとっては当然。
しかし、子どもにとっては、違うんですよね。

ある時に、ふと気付いて、なるほどと思いました。
あまりに同じ質問が多いので、どうしてかを考え続けました。
子どもたちの行動を観察していると、対象を指定するということができていないのです。

思いばかりが先走って、考えることをしないのか。
それとも、そういう認識が未発達なのか。
またまた説明を理解していないのか。

どうやら、対象を選択する、という認識が未発達なようなのです。
情報科な日々のなかで、デジタルの世界だからそうなることかもしれません。
実生活の中では、このような誤解は生じないのかもしれません。

具体的な対象を選択し、選択したものに対して編集を行うという過程です。
モニターに映された図像があるから、誤解を生じてしまうと言うこともあるでしょう。
ただそれだけでなく、編集対象を選択する、という認識の発達段階が未熟であることは確かだと考えています。


説明に際して、対象を選択することを強調するようにしています。
こんな言葉では分かりません。

何をどうしたいかを具体的にコンピュータに教えてあげましょう。
まずは、どこに何がしたいかを、きちんと伝えましょう。


こういう説明をすると、編集対象をきちんと選択できるようになります。
選択した領域のみが編集できることに、あとは体験的に気付いていくのです。

早く、子どもたちの大好きなアニメーションの設定に進みたいと思っています。
コンピュータによって、モニターに映し出されたものが動くというのは楽しいものです。
自分が指定した動きを、文字や画像がしてくれる。
これは、プログラミングにも似た喜びを感じることができると信じています。

Photo Boothによる画像の撮影。
その画像の挿入。
テキストの入力。
フォントの編集。

デジタル世界を堪能することと、Keynoteの使い方の基礎は大方終了です。
次回は、どうするか悩みます。
フォント編集をもう一時間、続けるか。
それとも思い切って、アニメーションの設定に進んでしまうか。

どちらにしても、魅力的な展開を心がけていきたいと考えています。
説明よりも、少し、演習時間を増やした方が良いかもしれませんね。

そうだ。
スライドを増やす方法もやっておかないと!

2010_10_28授業メモ

2010年10月28日、6年生の情報科な日々が行われました。

6年生の情報科な日々は、本来は1学期の4月から7月だけですが、関西方面フィールドワークのまとめの時間のため、交換して2学期に4回行っています。
情報科な日々の時間枠なので、コラボレーションとは違って、持ちコマの先生に気遣いは無用。
自分のペースで進めることができます。
時間割変更によって、他の先生に大きなご迷惑をおかけした点では気遣いで胃がきりきりと痛みます。

先生方へのご迷惑を、内容でお返しするしかありません。

関西方面フィールドワークは、6年生最大のイベントといっても良いと思います。
その体験をムービーで編集します。
編集した作品は、グループごとにつなげて、発表会で大公開となる予定です。

発表会は11月20日(土)、保護者の方々の参観のもと、子どもたちの作品が公にされます。
見られることを意識した作品作りも大切な要素です。
参観者の大半は、大人。
大人が見て「面白い」と思える作品を作るという意識を持つことも重要です。

子どもたちの間では、大人には決して理解できない「笑い」が存在します。
そういう笑いは、知的な匂いをまったく感じることのできない、稚拙なものであるものが大半です。
そのような笑いを、大人に示しても失笑されるに過ぎません。
大人と共有できる「面白さ」を、知的関心に基づいて追求して欲しいと考えています。

情報科な日々の始まりは、「復元」から。
前回、きちんと「避難」させていれば、説明も簡単に進みます。
センター画面で提示しながら、きちんと説明しているにも関わらず、なぜか全員のフォルダが同じではありません。
こちらから見ると、いい加減な作業をした、ということになってしまいます。

言われたことを、言われた通りにやる。

このことが重要です。
分からなくなったら、そこで待っている。
自分で間違ったことを進めてしまうと、どんどん深みにはまっていきます。

子どもたちが、自分の判断で進めてしまえば、こちらでその作業のすべてを確認することなどできません。
開いてみたらフォルダの中身が違っていた、ということになってしまうのです。

そうなると、一斉授業の説明が理解できません。
理解できないと「復元」することができません。
「復元」できなければ、前回の作業の続きを進めることができないのです。

毎回、あらたな作業を始めたのでは、意味がありません。
1回で完結するように、ムービーの編集をおこなうことは不可能です。
そうなると、中途半端な作品が、毎回、作られては消えていくことになるのです。

iMovieでは、ムービーの編集はプロジェクトで行われます。
プロジェクトは、「ムービー」フォルダのなかの「iMovie Projects」フォルダに自動保存されます。
読み込んだムービーは、イベントして処理され、同じく「ムービー」フォルダのなかの「iMovie Events」フォルダに保存されます。
この二つを、サーバ上の「いつものフォルダ」=「出席番号のフォルダ」に「避難」させなければならないのです。

マウスの操作が正確であれば、ネットワーク負荷も40名のデータなのでたいした分量にはなりません。
しかし、ひとりでも勘違いした操作をすると、ネットワークに予想外の負荷をかけてしまいます。
なかなか、ファイルのコピーができなくなってしまうのです。
全員が正確に、というのは困難なので、時間がかかるのは、我慢するしかありません。

時間がかかるので、iMovie ProjectsとiMovie Eventsという2つのフォルダを、一度にファイルサーバ上コピーしたいと考えています。
別個にコピーすると、それぞれのコピーを待つ時間が必要になってしまうためです。
1つのコピーが終わったら、もう1つのコピーというように、手間が倍になってしまうのです。
コピーに時間がかかるので、手間を減らして、労力を極力軽減するようにしています。

そのため、iMovie ProjectsとiMovie Eventsが収められているフォルダ、「ムービーフォルダ」を直接、ファイルサーバ上にコピーすることを指示しています。
子どもたちには、この理屈が理解できません。
だから、iMovie ProjectsとiMovie Eventsのフォルダを、ひとつずつコピーする子どもがあらわれます。
ディレクトリ構造が理解できない子どもたち。
なぜか、1つの「ムービーフォルダ」をコピーすればよいのに、2つのiMovie ProjectsとiMovie Eventsのフォルダをコピーする子どもが出てくるのです。

なぜ、1回の作業で済むための説明をしているのに、それを聞かずに2回の作業をするかが、理解できません。
たぶん、ムービーフォルダをクリックして、そこに入っている2つのフォルダをコピーすれば良いんだ、と勝手な判断をしてしまうのでしょう。
フォルダの表示の方法が、センター画面と異なっていると、説明が上手に伝わらないようです。
センター画面は、原則「カラム表示」で進めるから、子どもたちにも「カラム表示」にするように指示を出しましたが、その理由が分かってもらえず、自分の好きな表示を使っている子どもが多くいます。
センター画面と違った表示ですから、説明の言葉を頭で考えて、自分のモニターに表示されている形式に合わせて言葉を変換する必要が出てきます。

どちらが良いかの選択は、子どもたち次第です。
同じ表示の方が、僕には分かりやすいと思うのですが、それに従いたくない子どもがいるようです。
6年生ですからね。
そのくらいのことは、自分で判断してもらうことにしています。

間違えたら自分の責任。

それで良いと思います。
作業を消し去ってしまっても、それが自分のミスならば諦めもつくことでしょう。

主な説明はここまで。
iMovieの使い方は、熟知している、という前提で細々した話はしません。
その自分の時間を、子どもたちの作業として割り振っています。


あとは、撮影したデータのグループごとの配布。
iMovieの「ムービーの読み込み」が、ファイルサーバ上のドライブでは、上手くいかないことが多いことに気付きました。
そのため、Apple Remote Desktopの配布機能を使って、グループごとに撮影したデータを配布して、ディスクトップ上に配置することにしました。
CD-R1枚分程度の容量なら、4台のiMacの配布なら、1分かかるかかからないか。
「ムービーが読み込めない」ことを回避するための時間ならば仕方ないことだと考えています。

作業は、どんどん進んでいきます。
音楽科とのコラボレーションで音楽の作成も行っています。

撮影から編集、さらにはミュージックまで、すべてが自作のムービーは完成間近まで迫っています。

2010_10_27授業メモ

2010年10月27日、5年生の情報科な日々が行われました。

5年生の情報科な日々の課題は、グローバルエクスカーションのムービーによるまとめ。
まとめた作品は、発表会の日に講堂で上映します。

参観者は、5年生120名とその保護者、さらに4年生の子どもたち。
発表会は、全学年の保護者を対象とした公開行事ですから、もちろんこれ以外の参観者も大歓迎です。
そうなると、かなり多くの参観が予想されます。

5年生の情報科な日々は、発表会まで、実は今日を入れて3回。

あと3回?

ちょっと厳しい。
もちろん、作品は完成できます。
しかし、内容の充実に疑問符がついてしまします。

時間が多ければ良い作品ができるとも思いませんが、あまりに残り時間が少なすぎます。
そこで、5年生の担任の先生に相談。
昨年も、実は、「時間の交換」で発表会までの情報科な日々の時間を大幅に増やしています。
そのお願いに出向きました。

iMovieは、避難と復元が必要なソフトなので、可能であれば2時間続きの展開が望ましい。
その希望を伝えて、お願いに参上しました。

発表会は11月20日の土曜日。
そこまでに担任の先生の時間をいただいて、発表会後の情報科な日々の時間を担任の先生の時間にというお願いです。
5年生の情報科な日々は、2学期の展開ですから、持ち時間があります。
だから、交換ということで、締切までの時間を増やすことが可能になります。

発表会の作品の完成度を上げるため。

その理由から、快諾していただき、さっそく時間割変更の手続きをとっていただきました。
11月に2回。
2時間続きの情報科な日々を持つことができるようになりました。
これで、内容はかなりのものとなりますよね、子どもたち。


iMovieは、デフォルトでプロジェクトがクライアントに自動保存されます。
そのことで、映像の素早い処理が可能なのでしょう。
自動保存先を、ネットワーク上に設定することはできません。
もっと言ってしまえば、デフォルトの「ムービー」フォルダ以外には、保存先を指定することができないのです。

コンピュータ室のiMacは、環境復元するように設定しています。
クライアント上に保存されたファイルは、自動的に削除され、常にクリーンな状態で使うことができるようになっています。

iMovieの自動保存。
iMacの環境復元。
どちらにもメリットがあるのですが、お互いが相容れない関係にあります。
こっちをたてれば、こっちがたたず。

iMovieによって自動的に作られる「iMovie Projects」を、ファイルサーバ上に避難します。
それを次の始まりで、復元します。
この「避難と復元」なしには、iMovieを使うことができません。

慣れてしまえば、簡単なこと。
しかし、ディレクトリが厳密に守ることが要求されます。
ちょっとしたミスもiMovieは見逃してはくれません。

子どもたちがiMovieを使うのは、一週間に1回。
一週間も間が空いてしまったら、あれ?、という風に、記憶が曖昧になっても仕方がありません。
週に1回、3コマの授業を続けているこちらとは熟達度が違って、当たり前なのです。

忘れてしまって当然。

この認識は、間違って当たり前、となります。
だから、間違えないように、一斉授業の形式をとって、「避難と復元」を繰り返すことになります。
40人の一斉授業は、想像以上に時間がかかります。
ひとつひとつ、確認しながらでないと進めない子どももいます。
隣の友だちに、これで良いんだよねぇ、と確認しないと気が済まないこともがたくさんいます。

もっと自信をもってやったらいいのに・・・。

友だち同士が確認しながら進んでいくと、説明と活動のレスポンスが悪くなります。
説明したことをすぐにやってくれない子どもが、半数も出現することになるのですからね。

間違えたらその日の作業が消えてしまう。

そう思えば慎重になるのも当たり前なのです。
だから「避難」にしても「復元」にしても、かなりの時間を要してしまいます。

この時間の節約のために、2時間続きの授業は有効なのです。
2回の「避難と復元」の時間を、1回で済ますことが出来るからです。
バラバラに2回の授業をすれば、「避難と復元」に時間が2回ずつ必要になります。
2時間続きは、2校時分の時間がありながら、「避難と復元」に時間は1回で済んでしまうと考えることができるのです。

このための時間を、子どもたちの活動時間に充てることができます。
授業の間には、休み時間があります。
この時間も休憩を取らずに、作業を進めることもできます。

2時間続きは、作業を思い出す必要もなくなります。
1回分で、やっと大方の作業を思い出しても、その時間はたった40分。
やっと良い感じになってきた、いうタイミングで、終わりです、となる子どもも多いはずです。
2時間続きなら、40分で前回の作業を思い出して、残りの40分は先に進めることができてしますのです。

起動時間やシステム終了のための時間。
これらは、小さな時間でも、2回を1回に減らすことで、活動時間を増やすことができるのです。

コンピュータを使った情報科な日々。
実際に作業に入るまでに、子どもたちが準備作業としておこなうことが多くあります。
終了時も同じです。
それを減らせるという意味で、情報科な日々の授業は2時間続きが向いているのです。


少ない時間に代わりはありません。
決して残り時間が、膨大にあるわけではありません。
限られた時間の中で、どのような工夫ができたかも、情報科な日々の課題なのです。

発表会までの時間を増やすという、こちらができることはやりました。
あとは、子ども自身が自覚を持って、どう作業を進めていくかです。
ますます、5年生の情報科な日々は、子どもたちの自己責任の比重が重くなっていくのです。

2010_10_26授業メモ

2010年10月26日、3年生の情報科な日々が行われました。

3年生の情報科な日々の課題は、デジタル世界に慣れること。
これが、一番の課題。

デジタルだと何ができる?

これを体感してもらおう言う作戦を立てています。
だからといって、アナログ世界のことを軽く扱うと言うことではありません。
アナログの便利さと、デジタルの便利さを両方を活用できることが重要です。

4年生以降の情報科な日々の準備、という意味も持っています。
今年度からは、より一層、そういう意識を強く持って、3年生の情報科な日々に臨んでいます。

4年生以降の情報科な日々では、Keynoteを多用します。
そのKeynoteを使った活動を通じて、デジタル世界を体感する活動です。
3年生では、まだまだ手探り。
1年生でキッドピクスで情報科な日々を好きになってもらう。
2年生で、日本語を入力することを覚えてもらう。
そして、インターネットと現実社会の違いを、体験的な活動を通じて学んでもらいます。

そして、3年生の情報科な日々。
デジタル画像と、テキストを組み合わせた活動をおこないます。

第一段階を、自己紹介の作成として踏み出しました。
Photo Boothで撮影した自分の画像を、Keynoteのスライドに取り込んで、解説をつけていきます。
自分で自分を説明するというのは、結構、難しい。
ベクトルを自分に向けて、自己分析をしなければなりません。
3年生では、そんな難しい話をしても通じませんが・・・。

好きなもの。
嫌いなもの。
どこに住んでいるか。
どうやって学校まで通っているか。
どんな習い事をしているか。

好きなものと嫌いなもの、といっても多様ですよね。
食べ物の好き嫌い。
好きなスポーツ。
好きな教科、嫌いな教科。

たった一つの好きなもの、という言葉でも、子どもそれぞれで違うはずです。
それを書き出すという作業が、第二段階。

日本語入力の復習と、文字の変換を学んでもらいました。
日本語入力は、2年生の情報科な日々でさんざん練習しました。
覚えているはず、という立場で、接することにしました。
ちょっとハードルは高いでしょうが、親切に接していると、頑として覚えてくれない子どもがいます。

覚えないと何もできない。

そう冷たく接することで、覚えざるを得なくなるのです。
不親切に接していると、嫌でも覚えなければならなくなります。
先生が不親切だから覚えないと、というのも学習への動機付けの一つ。

やや乱暴な気もしますが、こういう態度でいくことにしました。
もちろん、実際に乱暴するわけではありません。
覚えていない子どもには、強く接します。
覚えられない子どもには、きちんと覚えられるようにします。

日本語入力は覚えているという前提で、あくまでも復習としての説明。
改めて説明すると言うことではありません。
子どもたちが苦手なのは、「っ」や「ゃ」「ゅ」「ょ」。
もちろん、これらも2年生の情報科な日々で、修得済なのですが・・・。

情報科な日々には珍しく、ホワイトボードを使って「復習」。
もちろん、覚えているよね、という口調での説明です。

忘れてしまったら、覚えればいいのです。
忘れてしまったら自分が困る、という実感がないと、なかなか覚えてくれない子どもがいます。
その対策。
絶対に覚える。そういう気合いが大切なのです。

変換は、スペースキーを使うことを復習。
実は、文字の変換も、2年生の情報科な日々で簡単には触れています。
したがって、実は既習事項。
半分ぐらいの人は忘れちゃっているかなあ、ぐらいの感覚の口調で説明します。

確定した文字は、変換できないことの確認。
確定した文字と、未確定の文字の違いは、テキストの下の黒線。
黒線がない時に、スペースキーは、本当、スペースキーになります。
空白を入力するためのキーになるのです。

黒線がある時に、スペースキーは、変換キーになります。
変換したい、と思ったら、下に黒線がなるかないかを確認してからじゃないとダメ。

変換する時に、スペースキーを押すと、始めの候補が出て来ます。
もう一度押すと、次の候補。
も一回押すと、次の候補。
押すたびに、次の候補が表示されます。

自分が変換したい文字が出てきたら、確定します。
確定は、returnキーです。

入力した文字を、カタカナや漢字に変換する活動。

自分の名前を漢字にする時には、注意が必要です。
名前に使われている漢字は、本来の漢字の読みではない読み方をしている場合がたくさんあるからです。
変換できない場合には、漢字の訓読みを入力して漢字にしましょう。


こういってもなかなか分かってくれないのが現実。
そりゃそうですよ。
だって、子どもにとってみれば、自分の名前の漢字は、その読みが普通だと思っているのです。
3年生だと、未習漢字が名前に使われている場合もありません。
そのいう場合、自分の名前の読み方が、そのまま漢字の当たり前の読み方になるのです。

だから注意をしますが、その説明自体が理解できないというのが現実でしょう。
何度も繰り返して、どうやって変換するかを伝えます。


授業終了5分前にロックして、終了時刻の合図。
子どもたちの活動時間を使って、こちらは文字に装飾を加えておきます。
それを終了の手順を説明する時になって、センター画面に表示。
次回の授業の展開を説明するためです。

文字の装飾を勉強しよう、ではありません。
文字が装飾された表示を見ることで、否応なく期待が盛り上がります。

どうやっているやるの?

子どもたちのそういう気持ちを煽ります。
フォントや文字色の変更。

そのやり方は、次回の情報科な日々の課題です。